船体修理
FRP制の船体は錆や腐食が無く、軽く弾力性が有り丈夫な事はよく知られていますが、防波堤などのコンクリートで擦れると意外と簡単に穴が開いたりします。
また、一定以上の衝撃が加わりFRPの限界を超えるとガラス繊維と共に割れたりもします。
プレジャーボート編
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衝突により船首部分の大きく破損した部分を削り取った状態。
亀裂が入った位の状態であれば修理は比較的簡単であるが、完全に破損してしまうとその部分のパーツ作成が必要になってしまいます。
破損部分の作成にはいくつかの方法がありますが、様々な曲線が集まる部分の作成となれば簡単ではありません。
外見の仕上がりも大切ですが、十分な強度も持たせなければならないため、内側からの補強にも色々な工夫を凝らします。
プレジャーボート編
アンカーを打ち 停泊中に右舷前方より直進してきた船舶と衝突。
この時相手側の船がブリッジ上まで乗り上げ、夜間灯や集魚灯の支柱を押し曲げ、ブリッジとフロントガラス まで損傷。
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受けゴロ・カンザシ・バウビット等は新たに作成し一部FRP加工を施す。
ブリッジ、デッキ、カイシング等はFRP修理。
ステンレス製の支柱とフロントの窓は新しく作成し交換。
※ 漁船保険を使っての修理の際は、保険書類の作成と修理過程の写真が必要ですので、予めお知らせ下さい。