我社の業務内容の一部を簡単にご紹介致します。

水没船の引き揚げ

小型プレジャーボートや漁船の水没の原因の一つに雪の重さによるものがあります。

雪の重さでデッキ排水口まで船が沈むとそこから海水が逆に一気に入り込み沈没に至ります。

だからといって、排水口に蓋をすると今度は逆に雪解け水や雨水がデッキ上に溜まり、ボート全体が大きな水がめ状態に なり沈没に至ります。

プレジャーボート編

 

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 船舶の係留保管は 台風などの強風だけでなく積雪量の多い時にも注意をしなければなりません。
降雪量が多い時はまめに除雪をして管理することが大切ですが、除雪の為船に乗り移る場合は十分な注意が必要です。
沈没しそうな船、転覆しそうな船は、人1人の重さで転覆することも多々有ります。

漁船編

 漁船もボートと同様に積雪量に注意が必要です。

漁船の場合雪の重さで海水が入り込むことは有りませんが、それまでに重心のバランスをくずして転覆に至ります。

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 転覆してしまった場合、大切なのは油が外に流出しないようにすることです。そして船や物が流れないようにすること。
 計器類、GPS、魚探は海水に浸かると使用できなくなりますが、ディーゼルエンジン、船外機、発電機等の本体は引き上げて直ぐにそれぞれに対処すれば大丈夫です。(但しコードを含めた電気系統は交換をお勧めします。)
 エンジンは、完全に水に浸かっていれば数日間であれば大丈夫です。むしろ直ぐに対処出来ない場合でも慌てて引き上げて放置する方が致命的になります。金属は海水に浸かった後に空気に触れると一気に錆び始めます。