
明日で年内の仕事は終わるので、今日は丹後町方面のお客様に船外機の納品とご挨拶に回った。
お客様に船外機をお届けして、換わりに下取りの船外機を愛車「オンボーロ号」に積み込んで移動をしていると、沢山の自転車を積んだ小型トラックと50メートル先の駐車場ではパトカーが、双方の様子を伺うように停まっていた。
(この時期、こんなに自転車を積み込んでいれば、不審に思われ職務質問されるだろうな)
ふつふつと湧き上がる好奇心を抑えつつ冷静に考えてみれば、自分も積んでいる船外機が目立つはず、同じように疑われる可能性が高い。
ここは野次馬根性を捨ててさっさと立ち去るに限る。
「平(へい)」の集落に入り、お客様のお宅を物色?いいえ、探していると先ほどのパトカーがオンボーロ号の前に割り込むように停車し、二人の警官が降りてきた。
(あーやっぱり!! 私もですか?!)
トミーズの雅に似た若い警官曰く「もうご存知ですよね!」
(はぁ~?)
するともう一人の警官が、1ヶ月ほど前に近くの「袖志(そでし)」という集落で一晩で13台の船外機が盗まれる被害が出た事を説明してくれた。
その内容は更に、袖志は3年前にも同じ被害に遭っていてそれ以来、防御のため船置き場に下りる
入り口にはステンレスのポールを立て、チェーンに鍵を掛けて関係者以外は入れないようにしていたにもかかわらず
再び被害に遭ったと聞いている。
それにしても「もうご存知ですよね!」と言う台詞は、ドラマ上、犯人を追い詰めて刑事が犯人に対して言う台詞。
(紛らわしいんですよ!)
通る車は、警官と話す私を最徐行でジロジロと見て行く、更にふだんなら見ない平の集落の人影も今日はゾロゾロと表に出てくる。
きっと他人事に好奇心を持った私に罰が当たったのだろう。
警官との別れ際、今回の犯人は5,6人と聞いている、下手をすれば死傷者も出かねないので、犯罪を防止するためにはパトロールだけでなく、私たち業者にも情報を与えて欲しいとお願いして別れた。
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